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日本の主食はコメですか?

どうも、化学分析室の水石です。

今回は、コロナ自粛の有り余る時間を使って読んだ本の紹介をします。

よくテレビで見かける社会学者が執筆した「ダイジェスト日本史」の一章。

少し年齢を重ねたせいか、以前は全く興味のなかった歴史ゴトについて、人生初、自ら興味を持ちました。

 

私の身の回りに一番好きな食べ物が「コメ!白米!」という生粋の日本人がいますが、そもそも「日本の主食=コメ」というイメージはどこからやってきたのでしょうか?

歴史を振り返ります。

 

40,000~30,000年前… 日本列島に人がやってきました。この頃から遺跡が発掘されています。

7,000年前… 縄文時代、「農耕」が始まりました。大豆の栽培。ちなみに、この頃の日本の人口26万人は鳥取県の半分で、スカスカ笑。

3,000年前… 弥生時代、「水田稲作」が始まりました。しかし、始まったにすぎず、出土品はイネよりもどんぐり。

1,000年前… 11世紀、本格的な水田開発が始まりました。

400~150年前… 江戸時代、「見渡す限りの水田」が一般的になりました。しかし明治初期の調査によると、コメを主食としていたのは、せいぜい5割ほど。

100年前… 1920年代、遂に全国にコメが普及しました。しかし普及しすぎて「コメ不足」。生産が間に合わず、海外から輸入。

70年前… 戦争、干ばつ、戦後の人口増加による食料難、アメリカの食糧援助を積極的に受け入れて、当時の給食はパン。

50年前~現在… 1970年代、驚異的な戦後復興、ようやく「コメの自給」ができるように。しかし皮肉なことに、現代は「コメ余り」の時代。

 

日本列島に人がやってきた頃を1月1日として、現在までを1年間365日で表現したら、

稲作が始まったのは「12月5日前後」。

コメの自給が始まったのは「大晦日」。

歴史は、色んな見方ができるみたいです。また少し興味がわきました。

ではまた!