2020年、あけましておめでとうございます。
化学分析室・編集担当(非公認)の中務です。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、前回の投稿から4か月の月日が流れ、何をしていたのか忘れるところでしたが、
前回は「色の心理効果」について紹介をしていましたね。今回はその後半戦になります。
何やらクイズもしていたみたいですが、気にせず紹介したいとおもいます。
前回の投稿/https://daikyou-g.co.jp/news/ar/好きな色は(上編)
PowerPointデザイン講座 「#03 色の心理効果2」
赤/誘目性が高いため視覚誘導に最適
可視光のなかで最も波長が長いため、最も目に届く色です。人に見てほしいときに使います。短期的には記憶にも残りやすいみたいです。ここぞというときに使うと、計り知れない力を発揮するかも。人も動物なので肉の色である赤には無意識に反応するようです。
オレンジ/安心感や温かさを与える
赤ほど火力はないものの、刺激が少なくやわらかい印象になります(黒と灰の関係みたいなもの)。暖色系では赤と並んで1,2位を争う万人受けのカラー。ただし、多用は禁物。キーワードをハイライトするなど、アクセントカラーとして使うのが無難です。
ピンク/やわらかい、フレンドリー
可愛らしい雰囲気を演出でき、小難しい内容でも自然と取っ付きやすい印象にすることができます。薄ピンクはハイライト(背景)に、濃ピンクはアクセント(文字色)に向きます。個性的でありながら、他の色とも合わせやすい珍しい万能色です。
黄/注意喚起、視覚誘導
黒と組み合わせたとき視認性が非常に高い色です(個人的には灰色との組み合わせが好き)。道路交通標識がこの組み合わせを用いるのはこのため。ご存知の通り、危険な蜂を連想させることを利用しています。また、無彩色と同水準でどんな色ともマッチするのが最大の強みです。
ただし、明度も最強なので発表中の白飛びやノイズ(目の負担)には注意が必要です。単独使用は避け、暗色との組み合わせが◎。単独で使う場合は、鮮やかな黄色というよりかは山吹色のような赤味がかった落ち着きのある色を使うといいですよ。
ちなみに、ピンクはというと赤やオレンジとは喧嘩するのでこれらとは相性が悪いのかなと個人的には思います。デザインもの(春のキャンペーン広告)などでは、濃い赤と薄いピンクは相性がいいかもしれません。もちろん、発表ではその良さは通用しませんが(中務ポイント:PowerPointでは大胆さが重要)。

色に敏感な人はクイズ出題以前に並びだけで気づいたかもしれませんが、前回が比較的寒色系だったのに対し、今回は暖色系を紹介していました。その中で比較的使いやすい赤、オレンジ、ピンク、黄色を取り上げてみました。
それから前回の問題にあった黒幕の発表です。+解説付きです。

黒幕は緑色でした。緑と×が付いている色は「緑と補色の関係」にありがちな色を表しています。反対色の組み合わせである補色の組み合わせが、お互いを最も目立たせるのですが目がチカチカするといった相性の悪い組み合わせです。
緑との相性(=関係)が悪かったからこそ、緑が邪魔者として排除したといったわけです。そして、実は緑の数字だけ他の数字より黒いです。それから画像を保存してモノクロにすると、周りのカラーのノイズが消え、数字の色の違いがより鮮明になるかもしれません。大協くんはそのことをほのめかしていました。
終わりに
当たり前のように見ている色だからこそ調べようとは思わないのですが、いざ調べて読んでみると納得するところがたくさんあると思います。
いつもですが、今回は特に作品に懲りすぎて長くなりすぎているので反省の意も込めて今年(次回から)は短いストーリーで紹介できたらと思っています。
それではありがとうございました(((っ・ω・)っ
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